目次
時間が無いのであれば、無いときなりの戦い方がある
勉強に専念できる人を念頭に置いた話ですが、2週間でも十分合格は可能です。現に私は2週間、毎日10時間勉強して合格をつかみとりました。大切なことは、最短の教材で最短の勉強方法を心がけることです。
おいしいとこどり。一撃必殺で合格をつかみとる
2週間という期間でできることは限られています。どんな問題が出てきても対応できるような重量感のある勉強法は、はっきり言って不可能です。そこで重要度の高い頻出箇所にしぼった教材を使って、少しでも合格の確率を高めるような勉強を行いましょう。
何ヶ月も入念に準備してきた人たちをあざ笑うかのような、省エネ合格を果たしてみようではありませんか(勉強時間が短ければいいというものではありませんが)。
使用教材は『スッキリ』シリーズ
評判が良いからといって異なる教材を寄せ集めるのは時間の浪費につながります。同じシリーズの書籍やメディアであれば内容がリンクしていて、説明の内容も同じなので非常に効率的です。レールが用意されているのにそれに乗っからない手はありません。
使用教材はズバリ、『スッキリわかる宅建』『スッキリとける宅建 過去問スーパーベスト』『スッキリわかる宅建士 講義DVD』のスッキリシリーズです。これは大手予備校TACから販売されている宅建の基本書3種類のうち、もっともスピード感を重要視して編集されており、評価の高いテキストだからです。他に教材は一切使用しません。
具体的な使用方法とは?
まず、基本書として『スッキリわかる宅建』を使用します。じっくり1回読むより、適当に2回読む勉強を心がけ、とにかく前に進めていきます。このとき、後で紹介するDVDを利用すれば、さらに勉強を加速させることができます。テキストに”読み終わり”はないので、何度か過去問を回したあとであっても、テキストを通読すれば効率よく実力をアップさせることができます。
テキストだけでは問題演習の量が不足するので、同シリーズの『スッキリとける宅建 過去問スーパーベスト』を利用します。数多くある宅建の過去問題集の中でも重要問題を厳選して大幅に問題数をしぼりこんだ良書です。
さらに時間節約の秘密兵器として『スッキリわかる宅建士 講義DVD』を利用します。どんな学問でも勉強のし始めが最も抵抗が大きく大変なものですが、その一番大変な時期を動画を見るだけで自動的に乗り越えられるというのは非常に大きなメリットです。ここはケチるところではありませんので、お金で解決できるところはお金で済ませましょう。
止めない。書かない。引かない。スピードアップの3原則
動画を止めてはいけない
ひとたび動画を再生させたら、緊急時以外は止めてはいけません。講師が言った重要なことを聞き逃したような気がしたとしても、気にせずどんどん前に進めましょう。とりあえず終わらせる達成感のほうが重要です。必要があればもう一度最初から聞けばいいのですから。そのほうが記憶の定着率も高まります。
あれこれ書いてはいけない
文字を書くという行為は非常に非効率的です。書く作業は最小限に留めましょう。文字を書く作業が発生するとすれば、過去問で知った新事実をテキストにひとこと書き加えるときくらいのものです。自分のノートを作成するなんて行為はもってのほかです。
マーカーや下線を引いてはいけない
線を引く場所を考える時間と、線を引く時間がもったいないです。線を引いたから覚えられるというわけでもないし、そもそも重要な箇所は最初から強調されているので線を引く意味がありません。