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これだけはやってはいけない3つのこと
基本テキスト、問題集を途中で乗り換えてはいけない!
「隣の芝生は青く見える」と言うとおり、勉強がある程度進んでくると、他のテキストのほうが良かったのかなと気になってくるものです。
とりわけ宅建は、他の資格とは違って受験者数が増加傾向にあり受験業界も盛況なため、毎年のように新刊が発売され、テキストの質も高まってきています。本屋に行くとついつい気になって見てしまうものですが、絶対に乗り換えようとしてはいけません。独学の人は特に気になるところでしょうが、自分が選んだ道を信じて我慢しましょう。
テキストを途中で乗り換えるのは、例えて言うなら「走っている車から止まっている車に飛び移るような行為」です。止まっている車がどんなに美しい車であったとしても、飛び移れば大怪我し、ゼロからの出発となります。
勉強がある程度進んでくると、ページを図面として脳に記憶されている部分も多いため、テキストを変えてしまうとそれらがリセットされてしまい、これまでの勉強時間が無駄になってしまいます。
書いて覚える努力をしてはいけない!(自作ノート絶対禁止)
宅建試験に限らずの話ですが、書いて覚えようとするのは勉強慣れしていない人がよくする最悪の勉強法です。
例えば税理士試験の場合、「税法」の科目で恐ろしい量の文章を一言一句覚える必要があります。税理士試験の受験生は書いて覚えることがいかに効率が悪いかを知っているため、「税理士試験 書いて覚える」で検索すると、ずらりと否定的な意見が出てきます。書いて覚えようとしても、時間ばかりが掛かってたいして記憶に残らないうえ、手が痛くなるだけなのです。
宅建試験はそもそも記述の要素が全く無いので、文字を書く意味がありません。自作ノートなんてもっての外で、知っていることをまとめても時間を浪費するだけであって何の役にも立ちません。
一番のおすすめは、声に出して覚えることです。目と口と耳を総動員して覚えようとするので、脳への刺激が大きく記憶が定着しやすいのです。ウロウロ歩きながら声に出すとさらに効果的です。
直前期に勉強をやめてはいけない!
意外なことに、長期間勉強してきた人でも、直前期になって気持ちが萎えて勉強から遠ざかる人が結構います。
中途半端に勉強してまた来年・・・というのが一番最悪です。時間も費用も労力も無駄になってしまいます。資格試験は勝つか負けるかしかないのですから、はっきり言って勉強しなかったほうが良かったということになってしまいます。
本試験の直前期というのは、勉強したことをそのまま記憶して会場に持ち込める「勉強のゴールデンタイム」です。一番美味しい期間をみすみす逃すのはもったいない!せっかく勉強をしてきたのなら、最後まで突っ走りましょう。