目次
長所は?
最小限の文字数で、わかりやすいフルカラー図解
重要な事を必要最小限の文字数で説明しているので、勉強に時間がかかりません。そのぶん全ページフルカラーで写真や図解も多用してわかりやすく、記憶に残りやすい配慮がなされています。
とりわけ法令上の制限の範囲は、無味乾燥な暗記になりがちですが、巻頭企画の写真で「用途地域」や「補助的地域地区」の説明がなされています。「特別用途地区」「特定街区」・・・と単語だけ言われてもいまいちピンと来ないのが普通ですが、写真によって非常にイメージしやすく編集されており秀逸です。
宅建業法から始まっている
ひと昔前は権利関係から始まる書籍ばかりでしたが、最近は効率重視で宅建業法から始まる書籍が増えつつあります。本書も「宅建業法 ⇒ 権利関係 ⇒ 法令上の制限 ⇒ その他」の順番で構成されており、受験生に配慮した編集となっています。
赤シートで用語の暗記に使える
重要なフレーズが赤文字で記載されているため、赤シートを利用することにより暗記に用いることができます
スマホ連動で例題を解くことができる
書籍の購入者に限り、スマホで例題を解いて実力アップすることができます。
カバー裏面がブックカバーとして使える
資格の書籍を電車で読むのはちょっと人目が気になる・・・という人は多いと思います。本書はカバー裏面がブックカバーとして使えるため、新たにブックカバーを準備すること無く持ち歩けます。地味ですが嬉しい心配りと言えるでしょう。
3分冊で持ち運びが楽チン
本書は500ページを超えるボリュームですが、持ち運びしやすいように2分冊のセパレート方式が採用されています。3冊に分けることができるので、電車内でもスマートに勉強することができます。
宅建士独学道場で講義動画を視聴できる(有料)
宅建士独学道場には、『宅建士の教科書』『わかって合格る』『スッキリわかる』の3種類のテキストにそれぞれ講義動画が準備されており、有料で視聴することができます。
『宅建士の教科書』はいわゆる王道の基本書であり、じっくり腰を据えて独学でわかりやすく勉強するには最強の基本書です。同じTAC出版の『スッキリわかる』が最小限・最短の合格に適してのと比べると、きちんと住み分けが図られているといえるでしょう。
短所は?
文字が小さく、フォントも好みが分かれる
全体的に文字が小さいです。40代以降の人にはちょっと厳しいかもしれません。また、フォントも手書き風の文字です。かわいく仕上がっていますが、好みの分かれるところでしょう。実際に書店で手にとって見て確認するのもいいでしょう。
使い方は?
別途過去問集が必要
文字通りの「教科書」です。あくまでインプット重視の教材なので、アウトプット用の問題集が必要になります。「教科書」とリンクした『みんなが欲しかった! 宅建士の問題集』も発売されていますのでこれを利用するのもいいでしょう。
通し読み重要!
どんな資格試験のテキストでもそうですが、勉強を進めているうちにようやく分かることってたくさんあります。1章ごとに完璧に仕上げるつもりで臨むより、なんとなくでもいいので通し読みすることが重要です。おすすめの勉強方法は以下のとおりです。
目次を読む(3分) ⇒ 通し読み(1時間程度) ⇒ 通し読み(2回目)
最初の通し読みでは理解する必要はありません。文字が頭のなかを滑っていっても戻ることなくガンガン読み進めていきましょう。
最も安く買う方法がある
出版元のTACのサイバーブックストア(Cyber Book Store)で15%OFF、送料無料(会員になる必要あり)で購入することができます。
これでも十分安いのですが、ちょっと待ってください。ハピタスを経由すればさらにポイントが1.7%分つくんです!私もいろいろ買ってから気づいて後悔したのですが、どうせ買うなら必ずハピタス経由で買うようにしましょう。
ハピタスに無料登録後、「TAC」で検索し、「TAC出版書籍販売サイト Cyber Book Store」から購入しましょう。また、一般販売もされている書籍なので、定価ですがamazonでも購入できます。
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 2016年度