宅建業法から勉強を始めなければいけない3つの理由

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宅建業法から

宅建業法から勉強を始めなければいけない3つの理由

ひと昔前の宅建のテキストといえば、もれなく「権利関係 ⇒ 宅建業法 ⇒ 法令上の制限 ⇒ その他」の順番で並んでいました。受験生たちは何の疑いもなく一番最初の権利関係(民法)から勉強していましたが、実はこれって非常に効率の悪い勉強の順番なんです。

権利関係(民法)は1000条以上の条文からなり、まともに勉強しようとすればそれだけで2、3年はかかると言われるほど範囲が広くて難しい法律です。そこまで難しい範囲が出るかどうかはともかくとして、問題を難しくしようと思えばいくらでも難しくできる分野であることは事実であり、得点も安定しない傾向にあります。

一方で宅建業法や法令上の制限はやればやるほど得点が伸びる分野であり、特に宅建業法は範囲が狭い割に出題数が多く、問題も比較的簡単です。これから勉強を始めるのであれば、宅建業法から始めることをおすすめします。その詳細な理由は以下の3つです。

理由1:宅建業法から4割出題される

近年では、全50問中20問が宅建業法から出題されています。実に4割が宅建業法からの出題ということになります。合格点がおよそ7割なので、宅建業法からの得点なくして合格はありえません。将来宅建業につく予定がなかったとしても、宅建業法をメインにすえて勉強すべきであり、真っ先に取り組むべき試験範囲です。

街並み

理由2:簡単でイメージしやすい

宅建業法は、権利関係、法令上の制限、税その他と比較するとイメージしやすく、範囲も狭く、問題が簡単です。前提となる知識を要しないので、全くの法律初心者や、勉強が苦手な人にとって、手をつけやすい試験範囲です。20問中18問の正解を目指して勉強しましょう。

理由3:成功体験が勉強のやる気を持続させる

権利関係に真っ先に取り組んだものの、数ページ読み進んで嫌になったというのはよく聞く話です。宅建業法は簡単なので、理解できたという成功体験を得ることができます。人間はとても単純で、成功体験が自信を生み出し努力を継続することができるようになります。したがって、宅建業法から勉強を開始し、他の試験範囲に取り組むべきです。

宅建業法から記載された基本書がある。

宅建の基本書といえば、権利関係から始まるものが圧倒的に多いですが、近年では宅建業法から記載されたものも出版されるようになりつつあります。いきなり権利関係を読み飛ばして取り組むのもなんとなく嫌な気分になるので、宅建業法から記載されているというのはそれだけで評価できるのではないでしょうか。おすすめは下記の2冊です。

・『スッキリわかる宅建士』(TAC出版)

『スッキリわかる宅建士』(TAC)の評価は?

・『みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』(TAC出版)

『みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』(TAC)の評価は?

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